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1.HSSE-MSとHSSE Caseの概要

1.3 HSSE Case

実質的にはHSSE Caseは各部署や各業務に関するHSSE-MSであり、このHSSE-MSのPDCAサイクルの中で、特にHSSE監査を通じて継続的に維持改善していくことが重要である。HSSE Caseは“生きた”文書であり、HSSE Case最高責任者により任命されたHSSE Caseの実行責任者によってフィードバック/改善というプロセスを通じて維持改善しなければならない。また、その過程においてHSSE Caseでカバーされる作業に携わるスタッフがその改善に積極的に参加することが重要である。というのは、これらスタッフは当該業務に関連する災害源 (ハザード)についての知識があり、最終結果に実務上の責任を持たなければならないからである。
HSSE Caseの構成の例を次の図3に示す。

図3:HSSE Caseの構成
画像_HSSE Caseの構成

HSSE Caseの最高責任者、実行責任者および文書管理者は次の通りとし、次ページに示す責務を負う。

1.3.1 HSSE Caseの最高責任者
HSSE Caseの最高責任者は代表取締役社長としHSSE Caseでカバーされる業務のHSSEマネジメントの最終的な責任者であり、HSSE Caseの内容についての最終的な決裁権限者である。特に次の責務を負う:

  • HSSE Case全体の承認
  • HSSE Caseに関するあらゆる変更の承認
  • HSSE Caseの監査やレビューへの参加(監査する側及びされる側の責任者として)

1.3.2 HSSE Caseの実行責任者
HSSE Caseの実行責任者は管理部長とし、HSSE Caseの管理に関してHSSE Case最高責任者により任命され、特に次の責務を負う:

  • 組織全体へのHSSE Caseの周知と適切な活用の促進。
  • HSSEに関わる災害源 (ハザード)を効果的に管理する為のバリヤが技術的に 正しく、かつ、正確に実施されるように指導すること
  • 監査結果に従ってHSSE Caseのレビューと修正を行うこと

1.3.3 HSSE Caseの文書管理者
HSSE Caseの文書管理者は管理担当者とし、HSSE Caseの内容について責務を負う。
また、必要な時に修正や最新化を行い、HSSE Caseや修正版/最新版の配布をきちんと管理する責任がある。