5.計画と手順
5.1 是正措置計画
HEMPのHSSE Caseへの適用
レッドアンドイエロー各部門のHSSE Caseを作成することにより結果的に改善分野のリストが作成される。これらの改善分野についてリスクの大きさをもとに優先順位を決めて是正措置計画 (RAP)を策定する。是正措置計画 (RAP)には下記の項目を明記する:
- 改善分野の確認
- 具体的な改善項目
- 推奨される是正措置
- 担当者
- 目標達成期限の設定
是正措置計画には、HSSE Caseの構築中に確認された改善分野に加え、次の点から出てくる改善すべき項目も含める。
- 新規の業務や実施方法の変更に伴なうHSSE Caseの改訂や追加
- 事故調査およびフォローアップ
- HSSE-MSやHSSE Caseの監査
- HSSEマネジメントシステムのレビュー
是正措置計画はHSSE Caseの一部にしないで、定期的にレビューし、改訂し、更新するため独立した文書として保管する。
是正措置計画の策定手順は次の通り。
- 上記にリストアップした5つの要素 (確認された改善分野、確認された改善項目、推奨される是正措置、アクションの担当者および目標達成期限)を網羅した是正措置計画のドラフトを作成。
- HSSE Case実行責任者は確認されたアクション担当者がアクションの内容と目標達成期限に同意していることを確認し、必要があればアクション担当者、アクションの内容および期限を調整する。
- 1年以上の期間を要する是正措置については中間目標を設定する。
- HSSE Case実行責任者はHSSE Case最高責任者に是正措置計画を提出し承認を得る。
- HSSE Case実行責任者はその影響が他部門にも共通すると判断した場合はHSSE Case最高責任者にそれを伝え各部門が検討しアクションを起こせるよう水平展開する
- アクション担当者はHSSE Case実行責任者に対し、指摘事項の検討状況について報告する
- HSSE Case実行責任者はHSSEに関する会議のために、前回の報告書から追加した是正措置や完了した項目を明確にする
監査報告書の場合はすべての指摘事項が実施されると役割を終えるのに対して、是正措置計画は活きた計画として維持することが重要である。HSSE Caseが存在する限り、新たな是正措置を追加し、完了したものは削除する。






