商品紹介

 

シェルアドバンスの開発

エンジンオイルの開発には本当に多くの時間と労力、そして研究者たちの情熱が注がれています。
そしてそれは時として、新しいエンジンオイルやエンジンの設計と出会うチャンスでもあります。
ここでは「シェルアドバンス」モーターサイクルオイルの開発過程を、簡単にご紹介しましょう。
その過程は次のようになります。

1. アイデアを組み立てる

2. オイルの処方を組み立てる

3. 研究所で試験を行う

4. フィールドテスト行う

5. テクニカルパートナーシップ

いざサーキットへ

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1. アイデアを組み立てる

あなたがもし、シェルアドバンスのようなオイルを設計しようとするなら、まずはモーターサイクリスト自身を知ることと、彼らの要求を知ることからはじめましょう。
私たちシェルは、舗装の行き届いた道路から砂漠の道なき道まで、世界中のあらゆる地域で常にバイクに接し、何が求められているのかを考えています。シェルの研究者達は、イギリス、ドイツ、日本、タイ、アメリカといった、世界中の地域にはりめぐらされた研究所で活躍し、新しいアイデアがモーターサイクル用オイルに革新をもたらすことができないかを考え続けているのです。

オイルの開発はすでに長い歴史があり、さらに革新を生み出すのは大変な労力が必要です。
私たちはこの数年、モーターサイクリストが何を望んでいるのかを考え続けました。
そしてそれは、エンジンオイルが発揮する最高の「信頼性」「パフォーマンス」「クリーン」により実現することのできる、「最高の性能をいつまでも」という言葉に集約することができるだろうと考えるに至りました。

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2. オイルの処方を組み立てる

画像_オイルの処方を組み立てましょう

まずはオイルにどんな性能を持たせるか、ということを考えます。
次にどんな処方(ベースオイルと添加剤の組み合わせ)が、最も要求に近い性能を引き出せるかを考えます。

一般的にエンジンオイルには、数種類のベースオイルと15種類程度の添加剤を使用し、その組み合わせは、無数に及びます。まさにオイルの開発は薬の開発と同じ。ノウハウと実験の数だけ良いオイルができると言っても過言ではないでしょう。

私たちシェルは、この数多くの組み合わせから最良のものを抽出するデータを持っています。それが100年に及ぶモータースポーツとオイル開発の伝統なのです。

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3. 研究所で試験を行う

画像_研究所で試験を行いましょう

新しく開発されたエンジンオイルは、世界中にあるシェルの研究所で試験分析(ここでは試験管によるテストと思ってください)されます。通常シェルでは一つのオイルを開発するのに20種類以上の組み合わせをテストし、世界的な規格や個々のバイクメーカーの要求性能に適合するかを判定しています。もちろんあらゆる樹脂材やゴム材に対する性能も、です。

上記の最初の試験にクリアしたオイルは、次のテストに進みます。ここでは、机上で簡易的な装置試験を行うのです。実際のエンジンではありませんが、擬似的な部品を使用して評価を行います。ここではそれぞれの組み合わせの見直しを行い、さらに最適なベースオイルと添加剤を探します。

簡易試験によりいくつかの候補油を選定した後、次にいよいよベンチテストにかけます。ここでは大小さまざまなバイクのエンジンを使用して試験を行います。 シェルアドバンス 2ストロークオイルは日本の厚木研究所であらゆる試験を行います。 4サイクルオイルについては、日本、欧州、アメリカのほか世界中の研究所で、あらゆるタイプのエンジンを使用して行われています。

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4. フィールドテストを行う

画像_フィールドテストを行いましょう

シェルアドバンスは一般のストリートライダーから開発プロライダー、はたまたレーシングチームまで様々な人間が、世界中で公道テストを行います。

この段階では、2種類のオイルが候補油として残ります。これを実際に使用して、オン&オフロード問わずに、またあらゆる天候のもとで走行を行います。ここではエンジンオイルだけでなく、チェーンオイルやフォークオイルなどのテストも行われています。

シェルアドバンス 4ストロークオイルのテストは主に欧州とアメリカで行われていますが、ここではそこで使用されているバイクの一例をあげましょう・・・

  • Ducati 748, 749, 900SS, 996, 999
  • Honda CBR600, CBR900RR Fireblade, African Twin 750, VFR 750
  • Kawasaki W650, ZX12R, GPZ900R, ZX9R
  • KTM 520, 640 LC4, 640 Duke
  • Suzuki GSX1000R, SV650
  • Yamaha TDM850, FJR1300, XJ900F, YZF1000R1, YZF600R6, 600Fazer etc.....

2ストロークオイルの場合は・・・

【Scooters】

  • Piaggio TPH125
  • Aprilia SR50
  • KTM Go50
  • Italjet 125

【Bikes】

  • Aprilia RS250
  • KTM EXC200
  • Honda Tena105

などなどほんの一例ですが、さまざまな車種による走行実験を行っているのです。

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5. サーキットを走行する

画像_サーキットを走りましょう

公道によるフィールドテストが終了すると、いよいよ最後にして最も厳しいテストであるレーストラックに持ち込まれることとなります。

レースでの実績は数年後には市販商品にフィードバックされますが、それを楽しみにしながらいくつかの有力なチーム(例えばドゥカティコルセやベルガルダヤマハなど)とテストを重ねているのです。
このような有力チームは革新的なエンジンテクノロジーを使用している場合も多く、近い将来のエンジン設計を暗示しているものがあります。私たちはいち早くその技術に触れ、エンジンオイルの設計をすることができるのです。

画像_サーキットを走りましょう2

ドゥカティコルセのようなチームとの開発は非常に困難でシビアですが、ここから出てくるアイデアやプロタイプのオイルたちは、次の世代のシェルアドバンスオイルにフィードバックされる革新的なものになるかもしれません。

レースの世界ではオイルもテーラーメイドが当たり前。エンジンが最高の性能を発揮できるように作られています。今ではエンジンオイルをコントロールすることで、数馬力のパワーアップをすることも可能ですし、レース中のオイル粘度をコントロールすることまで可能になっているのです。

一般的にレース用エンジンでは冷却系統がキチンとしており、エンジンオイル温度は低く保たれているため粘度の低いオイル(5W-30など)を使用するのが常套手段ですが、ドゥカティの場合はある条件下では著しく油温が上昇するため高粘度のオイルを必要としていました。
もしかすると、これは新しいエンジンチューニングの可能性を示唆しているかもしれない衝撃的なことでした。

画像_サーキットを走りましょう3

私たちはさまざまなテストの結果、シェルアドバンスウルトラ4に小変更(ベース粘度アップ)を加えたものがレースコンディションにおいても素晴らしい性能を発揮することを発見することになったのです。

ドゥカティはシェルアドバンスウルトラ4を使用することを推奨しています。また世界中の多くのレーシングチームが実際に使用しているオイルでもあります。

ドゥカティの実力はモトGPでも存分に証明されました。
もしかすると、ここから新しいエンジンテクノロジーの世界が始まるかもしれません。そのときにそれを知っているのは、私たちシェルだけなのです。