Q.

USDA H1って何?

A.

日本の農林水産省にあたるUSDAは食品のなかでもFDAの管轄外である食肉・家禽および卵類の安全に関する責任を持っています。USDAは米国連邦「食肉検査法」と「家禽製品検査法」にもとづき食肉・家禽製品検査基準を運用し、この基準下で運営される施設で使用される潤滑剤を規定・認証する権限を持っています。

USDAは潤滑剤を以下の2つのカテゴリーに分類し、条件を満たす潤滑剤の認証を行ってきました。

(1) USDA H1
「偶発的に食品に触れる可能性がある箇所で使用できる潤滑剤」
原材料はFDAが規定する 21CFR 178.3570に記載された物質およびGRAS物質のみを使用して製造された潤滑剤。

(2) USDA H2
「食品に触れる可能性がない箇所でのみ使用できる潤滑剤」
H1認証の条件は満たさないが、鉛化合物などの明らかに人体に有害である物質を含まない潤滑剤

USDAは、H1に認証した潤滑剤(製品)について潤滑剤メーカに認定書を発行するとともに、毎年更新発行される「List of Proprietary Substances and Nonfood Compounds」 という刊行物に認証潤滑剤の製品名を記載してきました。
FDAとUSDAの大きな違いは、FDAは「原材料物質を規定」する(認証ではない)のに対し、USDAはFDAの規定に準拠した「製品を認証」する点である。HACCPにおいては、このH1認証書が、潤滑剤の安全情報に関する証明書類として大きな役割を果たすことになります。