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Quaker State

コラム
2020/01/07

オイル交換の必要性

人間の体は、生活習慣などによって血液がドロドロになると動脈硬化から心筋梗塞、脳梗塞など様々な病気になります。実は、自動車も同じ事が言えます。人間のいうところの心臓にあたるエンジンは、クルマにおいてもっとも過酷な状況下にあります。そんなエンジン内を循環するエンジンオイルはまさに血液です。

 

●なぜオイル交換が必要なのでしょうか。

 

それは、エンジンオイルが劣化し性能が低下するからです。 人間の血液は、体内で自浄・再生することができますが、エンジンオイルは自浄・再生する事はできません。だから定期的に新しいエンジンオイルに交換する必要があるのです。

 

●なぜエンジンオイルは性能が低下するのでしょうか。

 

①エンジンオイル自体の劣化

エンジンで発生する熱による酸化が促進され劣化します。 燃焼ガスや燃えカス、水蒸気などの混入により酸化が進み、粘度が上昇しドロドロになっていきます。

 

②添加剤の消耗

エンジンオイルには様々な添加剤が含まれていますが、これらの添加剤が消耗することによりエンジンオイルの粘度が低下して各作用が果たせなくなります。

 

③異物の混入

清浄分散作用により燃料の燃えカスや金属摩耗紛、消耗した添加剤のカスなどの異物が混入により粘度が上昇してきます。

 

 

オイル交換しないとどうなるの?

エンジンの本来の性能が発揮できなくなるだけでなく、エンジンの寿命を短くなり、最悪の場合は故障につながります。


・清浄分散作用により異物が混入し、混入量が一定量を達すると、オイル内に分散できなくなり、エンジン各部に付着することにより、エンジン本来の性能が発揮できなくなります。


・添加剤の消耗などで性能が失われたエンジンオイルは、本来の役目の潤滑がうまくできないことにより、異常摩耗や最悪の場合は焼き付きにつながります。


当社では、5,000kmの走行、または6ヶ月を目安としたオイル交換を推奨しています。

オイル交換のタイミング

 

●シビアコンディション

 

下の例のような運転は通常の運転に比べてエンジンオイルへの負担が多くかかるため「シビアコンディション」と呼びます。
お客様の運転がこのシビアコンディションに該当する場合には、通常のオイル交換に比べて、耐久性が高いオイルを使用する、または交換頻度を高める必要があります。